あなたはヘミシンク(Hemi-Sync®)という言葉を聞いたことがありますか?
この記事ではヘミシンクとは何か、どのような効果があるのか、日常生活にどのように取り入れるかを、わかりやすくご紹介します。
ヘミシンクを使用する上での注意点もありますので、ぜひ最後までお読みください。
ヘミシンクとは何か?
ヘミシンク(Hemi-Sync®)とは、「ヘミスフェリック・シンクロナイゼーション」の略称で、左右の脳半球の脳波を調整・同期させるための特殊な音楽や音響技術のことです。
ロバート・モンロー氏が自身の体外離脱体験をきっかけに、モンロー研究所をヴァージニア州に設立。音響技術「ヘミシンク」を開発し特許も取得しています。
ヘミシンクの原理
ヘミシンクの効果は、バイノーラル・ビートという現象を利用することで実現されます。
バイノーラル・ビートとは、右耳と左耳に異なる周波数の音を聴かせることによって脳波が同調する仕組みで、例えば「右耳に100Hzの音、左耳に110Hzの音」を聴かせると、脳はその差分である10Hzの音を作り出します。
これをビート周波数と呼び、このビート周波数が脳波に影響を与え、右脳と左脳が同期するようになり、特定の周波数帯に入ることで変性意識(目覚めてはいるが通常の意識とは異なる状態)が生じるのです。
このようにして作られたビート周波数は、目的に応じて様々な種類があり、例えば…
などがあります。
ヘミシンクの効果
リラックスやストレス解消ができる
ヘミシンクを使用することで脳の波動を変化させ、変性意識という状態に導きます。
変性意識の状態にはいると脳の自律神経に働きかけ、心身がリラックスし、気持ちが落ち着き、ストレス解消にも効果的です。
自律神経系は交感神経と副交感神経の二つからなり、交感神経は緊張や興奮をもたらし、副交感神経はリラックスや回復をもたらします。
普段は交感神経が優位になりがちですが、ヘミシンクを使うことで副交感神経が優位になるため、心身のバランスが整い、リラックスやストレス解消につながります。
睡眠の質を高める
ヘミシンクは特別な周波数や音のパターンを組み合わせて、脳波を調整する音楽・音源です。
脳の活動をリラックスさせることで、日中のストレスや緊張を和らげ、就寝前に心身を落ち着かせ、深くて質の高い睡眠に入ります。
睡眠に入ることで細胞が修復され免疫力が高まるため、質の良い睡眠は体と心の回復に欠かせません。
また、精神的な健康にも良い影響があり、睡眠の質が上がると日中のパフォーマンスや集中力の向上効果にも期待できます。
記憶力や集中力が向上する
変性意識によって脳は新しい情報をよく覚えたり、目的に集中したりすることができるため、勉強や仕事にも非常に役立ちます。
変性意識は脳の左右のバランスを整えることで記憶や集中力を高め、左脳は言語や論理的な思考を司り、右脳はイメージや感情的な思考を司ります。
通常、左脳が優位になりがちですが、ヘミシンクを使うことで左右の脳が同期して協調するようになり、記憶力や集中力が向上し、より効率的に学習や作業が行えるようになるのです。
ヘミシンクで創造性や直感力を高める
変性意識の状態になることで脳が普段あまり使わない領域を活用し、ひらめきや感覚を鋭くすることができます。
脳の深層部分は無意識や潜在意識と呼ばれる領域ですので、深層部分にアクセスすることで創造性や直感力を高め、新しいアイデアやインスピレーションが湧き出る可能性も。
普段は気づかない脳の深層部分ですが、ヘミシンクを使うことで多くの情報や可能性を引き出すこともあります。
スピリチュアルな体験が促進される
変性意識の状態にはいることで、脳は自分の存在や宇宙の法則について深く考えたり、不思議な現象に出会ったりすることがあります。
これは人生や魂に対して役立つ体験でもありますが、変性意識が脳の周波数を下げることでスピリチュアルな体験をしやすくしていると言えます。
周波数とは脳の活動状態を表す指標で、高いほど覚醒状態を示し、低いほど眠り状態を示します。
ヘミシンクを使うことで周波数をθ波 シータ波(4~8Hz)まで下げることができ、この状態では自我や物質的な制約から解放され、自分の本質や宇宙との一体化を感じる体験ができることもあります。
スピリチュアルな体験をしたい方、本格的に自宅でヘミシンクを学びたい方には、自宅学習用プログラムCDをセットで購入することをオススメします。(一枚ずつ購入するよりお得)
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ヘミシンクのメリット
ヘミシンクを行う上での注意点‼
ヘミシンクを正しく使用するには、以下の注意点に留意することが重要です。
運転中の使用はNG
意識の変化が起こることで集中力や注意力の低下、居眠りを誘発する可能性があるため、運転中や機械操作中などに使用することは大変危険です。運転中の使用は絶対にやめましょう。
ステレオタイプのヘッドホンorイヤホンを使用する
左右の耳から異なる周波数音を聴くことが目的ですので、必ずステレオタイプのヘッドホンorイヤホンを使用しましょう。
使い方にもよりますが、私の場合は寝る体勢で使用することが多いため、枕に干渉しないようイヤホンを使用しています。
特に高性能にこだわる必要もありませんので、現在ヘッドホンやイヤホンをお持ちでしたら、まずはそちらで体験してみましょう。
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音量の調整
音量が大きすぎると耳に負担がかかり逆効果になる可能性があります。音や音声ガイダンスが微かに聞こえる程度の音量で使用しましょう。
YouTubeにあるヘミシンク
YouTube上にアップされているヘミシンクの音源データは、YouTubeにアップした時点で圧縮されてしまいます。
また、YouTubeにアップする前にも圧縮や変換がされている可能性もあるため、正確なバイノーラル・ビート効果を実感するには必ず正規品のCDを用意しましょう。
ヘミシンクCDの音源をiPodやスマホに保存する場合
モンロー研究所では「MP3というフォーマットを使い192kbps以上のビットレートに設定すれば問題はない」とされています。
長時間の使用やリピート再生
過度な使用は身体や精神に悪影響を及ぼし逆効果になる可能性があります。
CDにもよりますが一般的には一日30分~60分程度にするなど、適切な範囲内で利用するようにしましょう。
使用を控えた方が良い場合
ヘミシンクは医療的な治療の代替手段ではなく、あくまでリラクゼーションや集中力向上の補完的なツールです。
健康上の問題を抱えている場合や、薬物治療を受けている場合は、専門家(医師や心理学者)に相談してから使用しましょう。
まとめ
ヘミシンクの効果には個人差があります。すぐに体感できることもあれば、時間がかかる場合もあり、また人によっては音源が合わない場合があるかもしれません。
ヘミシンクは可能性を引き出すためのサポートツールです。
自分の目的や気分に合わせ、無理せずリラックスした状態で、上手に活用していくことが大切です。