前回の霊感があるのか無いのか【過去の不思議体験 No.1】の続きです
霊感が、もしあったとしても3%くらいかなぁ~と思っている私・・・ヘミシンクを始めるずーっと前の、ちょっとした不思議体験の話しです。
アパートで3回も金縛りにあう
20年前に住んでいたアパートでの出来事です。
当時、新築のアパートを借りて、約2年ほど住んでいたのですが、その間に3回ほど金縛りを体験しました。
はじめての金縛りは、夜寝ている時に、胸のあたりが締め付けられるような、何かが乗っているような重たい感覚からはじまります
身体を動かそうとしても、まったく動けない・・・
目を開けるのが怖くて、瞑ったまま「もしかして、これが噂の金縛り?」と気付きました
それからどうしていいのかわからなくて、恐怖心でいっぱいになっていると
どこからともなく「シャン シャン シャン・・・」と、鈴のような、金属がぶつかり合うような音が
徐々に大きくなりながら、耳元に近づいてきます
当時は名称を知りませんでしたが、修行僧やお地蔵さんが持っている錫杖(しゃくじょう)の音だと感じていました
音の重なり具合から、一人や二人ではない雰囲気がして、あまりの恐怖に助けを呼ぼうとしたのですが、まったく声が出せません・・・
てきとうながらもお経を唱えているうちに、気を失ってしまったのか、眠ってしまったのか、気がついたら朝になっていました
それから数ヶ月後
布団に入り横になっていると、嫌な感じの耳鳴りがはじまって、またあの音が聞こえてきました
シャン シャン シャン・・・
「うわっ、また金縛り?」と思った直後に身動きができなくなり、前回のようにお経を唱えているうちに寝てしまったようで、気がついたらまた朝になっていました
しばらく経ったある日
いつも車で移動ばかりしていたのですが、たまたまアパートの近所を歩いていたところ、何かの碑が建っていることに気が付きます
『戦場跡碑』
遠方から引っ越してきたので知らなかったのですが、昔その辺り一帯で「関ヶ原の戦い」の前哨戦ともなった戦があり、多くの方が戦死された場所だったのです
金縛りの時に聞いた「シャン シャン シャン」という、大勢で鳴らしているような音は、きっとこの土地に関係があるのだと思いました
戦と錫杖(しゃくじょう)のつながりはわかりませんが、戦死された方々の慰霊碑も近くにあるらしく、不可解な現象がおきても不思議ではありません
数日後、テレビで霊能者が
「霊に怖がっていると、ますます付け入られるだけ」
「何もしてあげることは出来ないから、あっちに行って!」
と、強気で対処しなくちゃダメですよ、と言っていたので、次に金縛りにあった時は、実行してみることにしました。
しばらくして3度目の金縛り
恐怖心はありましたが、さすがに3度目となると少し慣れてくるもので「また来たな!」という感じでしたが・・・
テレビで霊能者が言っていたことを思い出し、心の中で「私のところに来ても、何も出来ないから!」と叫んでみることに
それでも、なかなか金縛りが解けなかったので「いい加減にしろ~!」って、心の中で怒鳴ってみると・・・
金縛りと耳鳴りが消えた
そして、そのアパートではそれ以降、二度と金縛りにあうことはありませんでした。
怖いものは怖いですけど・・・霊能者が言っていたように「やめて~!」ではなく「いい加減にしろ!」の方が効果はありそうです。
祖母がお別れの挨拶に
アパートから引っ越しをして、何年か経った日の深夜
当時、データ入力のアルバイトをしていて、締め切りが近かったこともあり、深夜までカタカタと入力作業をしていました。
2:30を過ぎていましたが、キリが良いところで終わらせたい、ということもあり「3時までには終わらせる!」と気合をいれなおすと
突然、背筋がゾゾゾーッと異常なほど寒気がして
背後の・・・それも少し離れた辺りからの視線を感じました
《イメージ》
わが家はマンションの中層階です、人が居るなんてありえません・・・窓を開けて確認もしましたが、やっぱり誰もいませんでした。
そうこうしている間に、視線も寒気も消えていたのですが、どうしても作業を続ける気にはなれなくて
「誰かに何かあったのかなぁ~」と不安になりながらも、どうすることもできないので、眠ることにしました。
母からの電話
寝る時間が遅かったこともあり、ゆっくりめに目を覚ますと、家の電話が鳴っていました。
少し寝ぼけていましたが、母の声を聞いた瞬間、深夜の出来事を思いだし、それと同時に「お婆ちゃん亡くなったよ」と告げられました。
一瞬おどろきましたが「何時頃?」と尋ねると、「夜中らしい、詳しい時間はわからないけれど、2時とか3時って言ってた気がする」
母も少し動揺してました。自分の母親のことですからね・・・
私が「あのね、落ち着いて聞いてね・・・」「お婆ちゃん夜中に、会いにきてくれたみたい!」と深夜の出来事を話しました。
母は、はじめ「えっ!?」ってビックリしていましたが、途中から「へぇ~!そう…そうだったのぉ~」と泣き声にかわり
「お婆ちゃん最後のお別れに、あんたの様子見に行ったんだね~」と嬉しそうに話していました。
おかしなもので、深夜は恐怖でしたが、お婆ちゃんが来てくれたんだなぁ~って思うと、途端に嬉しさと感謝の気持ちにかわりますね。
以上、過去の体験談でした。
はたして霊感といえるのでしょうか・・うちの旦那さんは何一つ感じないようなので、もしかしたら3%くらいはあるのかも?しれませんね (^_^;)