大切な人が旅立ったあとも、その想いが消えることはありません。
私たちが今を生きているように、あちらの世界でも彼らは”生きて”いて、変わらぬ愛情でそっと見守ってくれています。
そしてその想いは、ふとした瞬間にサインとして私たちの元に届くことがあります。
「そんなの気のせいかも?」
「偶然じゃないの?」
そう思っていた出来事の中に、実は“愛のメッセージ”が隠れていたとしたら…。
この記事では、亡くなった人からのサインに気づくヒントを、体験談を交えながらご紹介します。
読み終えたあと、あなたの身の回りの小さな気づきが、きっと愛おしく思えるはずです。
※読むのが大変なときや、ゆっくり聴きたいときにご活用ください。
匂いがする

あちらの世界へ行かれたあとも、その人の「好きだったもの」や「日常の癖」は消えません。
むしろ、時間やお金といった制限がないぶん、こちらにいたときよりも自由に楽しんでるかも?
そんな彼らが「気づいてね」と送ってくれるサインのひとつが匂いです。
とても繊細ですが、感覚的にはいちばん伝わりやすいメッセージとも言われています。
よくある例としては
などがあります。
たとえば、ある日ふとタバコの匂いが部屋に漂ってきたとします。もちろん誰も吸っていないのに「ふわっ」と感じる瞬間。
私は明け方に、そういった匂いで一瞬目を覚ましたことが何度かありました。
そんなとき、ふと「◯◯かも!」と直感するんです。
まるでそっと近くに来て、存在を知らせてくれているような…。
不思議と怖さはなく、むしろ安心感や懐かしさに包まれ、涙がでることもありました。
それがあなたにとって特別な香りなら、きっと”その人”がそばにいるというメッセージ。
そんなときは、「いつもありがとう」と心の中で感謝してみてください。その想いは、必ず届いています。
シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)
何気ない日常の中で「今の、偶然とは思えない…」と感じたことはありませんか?
それがまさに、シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)です。
そんな瞬間は、誰にでもあるものです。
この宇宙ではすべてがエネルギーでできていて、私たちの思考や感情も波動を持っています。
だからこそ、同じエネルギーを持つ出来事や人が引き寄せのように現れるのです。
たとえば、守護霊やガイド、亡くなった大切な人が「その選択で合ってるよ」「そっちへ進んで大丈夫」と背中を押すように、小さなヒントをちりばめてくれることがあります。
テレビ、ラジオ、通りすがりの言葉、本の一節……
それが偶然のようで、実は大きな導きになっていた、なんてこともあるんですね。
まるでクイズに正解できるように、貴方を大切に想う人達が、そっとヒントを出してくれているようなもの。
それに気づけたとき、世界の見え方が変わるかもしれません。
映像が浮かぶ(フラッシュバック)

何の前触れもなく、ある人との思い出が「パッ」と脳裏に浮かぶ瞬間、あなたにも経験があるのではないでしょうか?
これは、魂レベルでの再会ともいわれています。
とくに、亡くなった方が何かを伝えたいとき、感情と結びついた記憶が突然よみがえることがあります。
たとえば、テレビドラマを見ているときに、「そういえば昔、一緒に〇〇へ遊びに行ったな~」など、なぜか突然頭に浮かんだ… そんな経験はありませんか?
とっくの昔に忘れ去っていたような記憶が、会話の内容や、当時の感情まで鮮やかによみがえるのです。
それは、「こんな思い出があったよね」「今もちゃんと覚えているよ」と、あちらから語りかけてくれているサインかもしれません。
最初は「なんで今、あの時のことを?」と不思議に思うだけかもしれませんが、その感覚を受け止め、少し立ち止まって考えてみると、メッセージの意味に気づけることもあります。
気配を感じる
生きている人間同士でも、視線を感じて振り向いたら、やっぱり見られていた!そんな経験ありますよね。
亡くなった人も同じエネルギー(気)ですから、ちょっとしたタイミングで、波動をキャッチすることもあります。
そんな体験ありませんか?
それはきっと、目には見えないエネルギーをあなたが感じ取った瞬間です。
人の気配、風の動き、ふとした耳鳴り… これらは、亡くなった方からの「そばにいるよ」という優しい合図かもしれません。
私も、気配を感じて驚いたことがありました。ですが、不思議と嫌な感じがしなかったのです。
きっと、「見守ってるよ」という愛のメッセージなのだろうと受け取りました。
触れられる
ここまで来ると、もはや「気のせい」では片付けられないレベルですが、体にふわっとした感触を感じたことはありませんか?
これは、亡くなった方があなたを心配し、そっと寄り添ってくれているときに起こる現象のひとつでもあります。
私が初めてその感覚を得たのは、疲れて横になっていたとき、まるでマッサージをされているような柔らかな手の感触がありました。
恐怖で最初は逃げ出してしまいましたが……
冷静になってみると不思議な安心感に包まれていたことに気づき、それ以降は「ありがとう」と自然に伝えられるようになりました。
このような体験は、五感が研ぎ澄まされ、感受性が豊かになっているときに、気づきやすいと言われています。
苦手なものが好きになる

「なぜか急に〇〇が食べたくなった」
そんな感覚を覚えたことはありませんか?
実はそれ、あちらの世界からのちょっとした催促かもしれません。
特に、亡くなった方が好きだった食べ物や飲み物に、突然興味を持つようになったとき、それは「一緒に味わいたい」という想いのあらわれと言われています。
私の友人の話ですが、その友人はコーヒーが大の苦手でした。
一緒にお茶をしても、いつも紅茶やジュースばかりだったのに、ご主人のお父様が亡くなった数日後、「なんだかコーヒーが飲みたくて仕方ない」と思ったそうです。
試しにおそるおそる飲んでみたら「美味しい!」と感じたらしく、なんと今ではコーヒーメーカーまで購入して、毎朝コーヒーを飲んでると言っていました。
ただ、今でもどうしてコーヒーが飲めるようになったのか、不思議で仕方ないと言うので、私は「コーヒーが大好きだったお父様が、〇〇ちゃんに毎日コーヒーを淹れてもらいたかったんだよ♪」と伝えました。
このような体験談はよく耳にしますが、「いつまでも忘れないで欲しい」というメッセージや、「一緒に味わいたい」というサインかもしれません。
夢の中にあらわれる
もっともポピュラーで、誰にでも訪れる可能性が高いサインが「夢」です。
大切な人が夢に出てきたとき
「何か伝えたいことがあるのかな?」
「何かあったのかもしれない…」
そんなふうに感じたことがあるのではないでしょうか。
夢は、私たちの潜在意識や魂がもっとも自由に動ける時間です。
特に、リラックスした状態で眠っているとき、あちら側とつながりやすくなるといわれています。
笑顔で登場したり、言葉がなくても心があたたかくなる夢なら、「元気でやってるよ」「見守ってるよ」という安心のメッセージ。
逆に、怒ったような表情や不安げな様子で現れる場合は、あなたの中にある悩みや罪悪感に共鳴している可能性があります。
そのときは、こう考えてみてください。
あの人だったら、今の私にどんな言葉をかけてくれるだろう?
自分があの人の立場だったら、何を伝えたいと思うだろう?
夢の中のやりとりは、言葉を使わないテレパシーのようなもの。
ふと心に浮かんだ答えが、メッセージそのものかもしれません。
まとめ

私自身にもこんな体験があります。
2022年8月14日――弟の初盆の日のことでした。
朝、お線香をあげながら「できれば何でもいいから、ここにいるよって合図してね」と心の中で語りかけていました。弟はサービス精神が旺盛で、人を笑わせるのが大好きだったんです。
その日の午後、私はパソコン作業中。足元で猫が寝ていたとき、後ろに置いてあった猫用のオモチャから「コロコロ~ コロコロ~」とボールが2周ほど転がる音が聞こえました。
そのボールは動いておらず、猫もわたしの足元で夢の中 zzz
音だけが、確かに聞こえ耳に残っています。
もちろん振り返っても誰もいなくて… でも私は直感的に「あ、弟だ!」と感じました。
ベッドサイドに猫用のオモチャを置いていたので、弟もベッドに座って合図してくれたのだろうと思い、私も一緒にベッドに腰掛けました。
猫のオモチャで合図するとは! 弟らしいなぁ~と、可笑しいやら、嬉しいやら、さみしいやら…
あの音は、まぎれもなく「ここにいるよ」と教えてくれた弟からの、やさしくて楽しいサインだったと思っています。
亡くなった人も、生きている私たちも、その意識はエネルギーとして常に存在しています。
距離や時間を超えて、心でつながることができる
それが魂の世界のあたたかさであり、私たちが受け取る「サイン」の源です。
これらのすべてが、あなたへの「愛のサイン」かもしれません。
「気のせいかも…」と片付けてしまえば、それまでです。
でも、「もしかして…」と心を向けた瞬間、そこに愛やメッセージがあることに気づくはず。
あなたを大切に想っている存在は、いつもそばにいます。
気づいたときは、ぜひ「ありがとう」と声に出してみてくださいね。
その優しさと想いは、きっとまっすぐに届いています。