スーパーアスリートや超越した人のことを「次元(世界)が違う」とか、あの人は「次元が低い」など、人として比較する意味や
「次元の低い話しだなぁ」などと、人をからかう意味でも『次元(じげん)』という言葉を使ったりしますよね
じゃぁ「次元が高い」ってどういう事なのでしょうか・・・
そもそも次元とは?わたしたちの世界は?
数学からみた次元とは、()内はわかりやすく
- 0次元 = 点
- 1次元 = 線(縦)
- 2次元 = 平面(縦・横)
- 3次元 = 空間(縦・横・高さ)
- 4次元 = 時空(縦・横・高さ・時間)
解釈のしかたによっては、いろいろな意見もありますが・・・
漫画やアニメのキャラクターなど、描かれたものは平面のため、2次元・2次元キャラと呼ばれたりしていますよね
わたしたちがいる世界は、その2次元に高さを加えた3次元空間にあたります。
物理では次元を軸としてとらえていて
- 4次元 = 3次元+何かもう一つの軸(時間軸を加えた場合は=4次元時空)
超弦理論(超ひも理論)では
- 0次元 = 点ではなく「弦 (string)」と考えられ
M理論では
- 11次元(空間次元が10個+時間次元が1個)なのだとか・・・
空間の中に空間を増やし、更に空間の中に空間を?そんな感じなのだそうですが、、
ここまでくると、訳がわからなくなってきて・・・お手上げですね(汗)
理論物理学の概念では、4次元よりも高次(5次元以上)の時空を「余剰次元(よじょうじげん)」と呼ぶそうです。
次元が低いとはどういう意味?
「あの人は次元が低い」という次元を、悪い意味で使うのならば、「あの人」にあたる人は
わたしたちの世界、3次元より下にいる人のことを指し、0次元~2次元の世界にいることになりますよね
- 0次元 = 点
- 1次元 = 線(縦)
- 2次元 = 平面(縦・横)
- 3次元空間 = 立体(縦・横・高さ)
つまり、点や線や平面としての動きしかできないということになり、これを普段の生活や言動にあてはめると
点や線や平面で、ものごとを捉えている(思考)人という意味になるかもしれません
- 第一印象だけで人を判断する(点)
- 視野が狭い・了見が狭い(点・線)
- 固定観念の強い人・自分の経験だけが全て、それが正しいと思い込んでいる(点・線)
- 自分より上か下か、正義か悪か、比較して決めつける人(線)
- 平面が広がるほど視野も広くなる(平面)
- ものごとを客観的に捉えられる(平面)
- 冷静な判断を下せる(平面)
- 白や黒以外にも、グレーやオフホワイトで捉えられる(平面)
点や線はともかく、一般的には平面(2次元)でものごとを捉えている人の方が多いかもしれません。
例) 部下が仕事でミスをしたとき・・・
- 1次元(線)のタイプ
- 「ダメなやつ」と頭ごなしに決めつける人
- 2次元(平面)のタイプ
- 「どうしてミスをしたのか」原因を追求し、次につなげるアドバイスができる人
あくまでも、わたしの考えですが、このように捉えることができると思います。
ならば3次元(立体)で捉えるとは、どういうことでしょうか・・・
3次元(立体)で、ものごとを捉えるとは?
3次元空間 = 2次元+空間の立体
- ものごとを、様々な角度から見る・考える
- 目に見えている物事だけで判断しない
- いろいろな発想をもつ
- 反対意見も受け入れる(頭ごなしに否定しない)
- 想像力が豊か
まだまだあるかもしれませんが
先程の例に、立体的な考え方を加えてみると
例) 部下が仕事でミスをしたとき・・・
- 3次元空間(立体)のタイプ
- 「何がミスにつながったのか」原因の追求やアドバイス
- 「目に映っていないこと」部下の体調・悩みなどにも気を配れる
あくまでも一例ですが、様々な角度から視野を広くもち、相手の考え方や気持ちに配慮できる人が立体的思考といえるのかもしれません。
そして、できることならば立体思考な上司が理想的ですよね・・・
まとめ
お刺身も平面に並べるよりは、立体的に盛ったほうが、美味しそうに感じますよね(笑)
なかなか3次元(立体)的に、ものごとを考えるのは難しいかもしれませんが、それすらを上回ることが「次元の高い人」「世界が違う人」なのかもしれません。
その領域(高次)の世界は、凡人のわたしには想像すらつきませんが・・・
「自分の目で見たことや経験したことだけが全て」と考えてしまうと、視野を狭めてしまうことになり
知らず知らずに「話の通じない、次元の低い人」と思われているかもしれません(汗)
『わたしたちが一生をかけて知り得ることなんて、ほんの僅か』です。
大切なのは結局のところ
【思いやり・気配り・謙虚さ】
これらを加えた視点から、ものごとを考えたり判断することかもしれませんね。