霊感があるのか・・・無いのか・・・について考えてみました。
ヘミシンクを始めてから、多少の不思議体験をすることが増えてきたのですが、もともと自分には、霊感がほとんど無いと思っています。
ただ、ちょっとだけ過去に不思議な体験をしたことがあったので、思い出しながら書いてみました。
箱根峠でバイクに乗った幽霊に接近
今から20年以上も前の出来事なのですが、当時わたしはトラックの長距離運転手をしていまして・・・この日は、大阪から関東へ荷物を運んでいる途中でした。
朝の4時ごろ、明るくなりかけていましたが、少し霧も出ていた国道1号線の箱根峠を、アクセルベタ踏みで登っていました。
トラックを運転したことがある人はわかると思いますが、10tトラックに10tの荷物を積んでいると、めちゃめちゃ重たくて、坂を登るのは本当に大変なんです
スピードも5キロ~10キロ出るか出ないかの、ノロノロ運転になってしまい・・・それが限界なんですね(汗)
その時は、幸いにも前後に車が1台も走っていなかったので、気兼ねなく走っていましたが、カーブを曲がったときでした・・・前方に一台のバイクが
バイクは詳しくないので曖昧ですが、400ccくらいのバイクだったと思います。
自分よりも遅いトラックが走っていると最悪なんですが、バイクだったので少し安心したんですけどね、それも束の間・・・みるみる車間が縮まっていきました
トラックよりも遅いスピードで走っていたのです
片側1車線でカーブ続きの急な登り坂ですから、追い越すなんて乗用車でも危険です。ましてスピードが10キロ前後ですからね(汗)
バイクにからかわれてるのかな?とも思いましたが、あまりにも遅い、遅すぎる!
みるみるうちに接近
よく見ると、ヘルメットも、レーシングスーツも、バイクも、すべてが真っ白で、どこにもラインやロゴらしき物が入っていません
そういうデザインを好む人もいるかもしれませんが・・・ちょっと珍しいなぁと感じた事を今でもハッキリ覚えています。
ヘッドライトやテールランプも点灯していなかったこともあり、全体的に・・・どことなく異様な雰囲気に思えました。
ただ、この時は坂を登りきることに必死ですから、デザインはどうでもよくて、スピード上げるか、端によけて欲しいっていう念を送り続けます。
様子をみて走ってきましたが、そろそろ限界に近づきました。一旦ブレーキを踏むと、トラックは更に登らなくなっちゃいますから(泣)
きっと後ろのトラックに気づいていないのだろうと思い、クラクションを鳴らして知らせようと決心したのが、車間10メートルを切ったくらいの頃でした。
そして、クラクションを鳴らそうとした瞬間!
バイクが跡形もなく消えました・・・
その瞬間は、何が起こったのか理解できずに、もちろんミラーで後方を確認しましたけど、消えたのは目の前です・・・ぶつかった記憶もありません(汗)
「バイクに乗った幽霊?」
しばらく呆然としながら走り続けましたが
やがて「そういうことかぁ~」って納得したんですね
当時、弟が大型バイクに乗っていて、しょっちゅう走りに行っていたので、その時も弟のことを思い出しました
きっと目の前から消えたバイクの霊も、弟のように走るのが大好きだったのでしょうね、そう考えると
怖いというよりも・・・せつない気持ちになっていました
その日のうちに、同僚や仲間に今朝の出来事を話したのですが、みんな笑って信じてくれません・・・
弟にも話してみると、はじめは笑って茶化していたのですが・・・
「箱根だろ!?出るに決まってんじゃん!」
「どんだけ事故で亡くなってると思ってんの?」
って、真顔で言われてしまいました (^_^;)
ですよね~
車の通りが少ない時間帯に、バイクで気持ちよく走っているところを、邪魔してしまったのは私だったようです
はじめての霊体験は、ちょっと切ないものでした
父親が命日にお酒を催促?
私が十代の頃に父親が肝硬変で亡くなりました。
お酒が大好きで、仕事よりも家族よりも、お酒を選んで死んでいった、ダメダメな父親でした。
そんな父親でも、子供の頃は大好きだったのです。母親がどんな苦労をしているかも、よくわかっていませんでしたからね
父親が亡くなってからは、命日に好きだったお酒をお供えしていました。供えているというよりは、乾杯して飲むみたいな感じですが
何年かして、トラックの運転手をやりだしてからは、週末にしか家に帰れない状況ということもあり、うっかり命日を忘れて寝ていました・・・
するとどうでしょう・・・亡くなってから、一度も夢に現れたことのない父が、ちゃっかり夢に登場しました。
直感的に「催促だな」ってわかりましたけどね(笑)
それから気をつけることにしたハズだったのですが、翌年もうっかり忘れて寝ていると、またまたちゃっかり夢に現れました。
その時はすぐに目が覚めて、思わず笑っちゃいましたけどね~
それから20年近く経ちますが、命日を忘れることなく、お酒をお供えしているお陰でしょうか、一度も夢に現れません(笑)
これらの体験は霊感と関係あるのでしょうかね?
つづく…