更年期からの《生理不順》月経のしくみと変化を知りセルフケアをする

更年期にはいると、月経不順(生理不順)が起こり始めます

これは年齢とともに、卵巣の機能がおとろえて、女性ホルモンが減少して起こる現象なのですが・・・

「しかたがない」と放置せず、生理不順になる”しくみ”を知って、予防や改善をしてみましょう。

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女性ホルモンと「月経」のしくみ

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があり、脳の視床下部が女性ホルモンを出すように命令し、月経のリズムに合わせて卵巣から分泌されます。

  1. 脳の視床下部
    • 下垂体を刺激するホルモンを分泌
  2. 下垂体
    • それに反応すると卵巣の中の卵胞に成熟するように促す
  3. 卵巣
    • 卵胞が成熟する過程でエストロゲンが分泌され、エストロゲンが十分な量になると、これに刺激された黄体形成ホルモン(LH)が分泌される
    • このことにより、成熟卵胞が破れ中から卵子が排出される(排卵)
  4. 子宮内膜
    • 排卵後の卵胞は黄体という組織に変化し、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌される
    • エストロゲンの働きで厚くなった子宮内膜に、受精卵が着床(妊娠)しやすいようプロゲステロンが働きかけをおこなう
    • 着床(妊娠)が起きない場合、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量は激減する
  5. 月経
    • 分泌量が激減した事に反応し、厚くなっていた子宮内膜が子宮の壁からはがれ、出血した血液と子宮内膜の一部が体外に排出される事を月経という
POINT視床下部は「ホルモンの分泌量が足りない」と情報を受け取ると「もっと出して」と指示を出し、女性ホルモンが一定量になると「もう出さなくていい」と指示します。このように、一連の流れに沿った連携をフィードバック機構といい、視床下部、下垂体、卵巣の連携で分泌量が調節されています



40代からおこる【生理不順】のいろいろ

40代に入ると、卵巣機能が低下することによって一連の流れ(連携)が乱れ、月経周期に変化があらわれ始めます。

  • 頻発月経(ひんぱつげっけい)
    • (24日以下)の短い周期になる
    • 月に2回、2ヶ月に3回の生理になることも
  • 稀発月経(きはつげっけい)
    • (39日以上)の長い周期になる
    • 2ヶ月、3ヶ月、…6ヶ月あくことも
  • 過短月経(かたんげっけい)
    • (2日以内)の短い期間でおわる
  • 過長月経(かちょうげっけい)
    • (8日以上)の長い期間ダラダラとつづく
  • 過少月経(かしょうげっけい)
    • 出血量が少ない・わずか
  • 過多月経(かたげっけい)
    • 出血量が多い
    • レバー状のかたまり
    • 生理痛がひどい
  • 不正出血・機能性出血
    • 生理でもないのに出血がある
    • 年齢を問わずさまざまな原因がありますが、更年期にはおこりやすくなる症状です。
体験談

46歳の頃から、生理不順といわれている全ての症状があらわれました。

経血量が極端に多くなったり、少なかったり、期間も長くなったり、短かったりと、生理のたびに不規則でまったく読めない状態です。

一番びっくりしたのは「機能性出血」で、生理のときに感じる「スーッと」経血が降りくる”あの感覚”が、なんの前ぶれもなく突然やってきて

「あれ?生理でもないのにおかしい・・・」あわててトイレにいくと、大量の不正出血でした。あと1秒遅れていたら、辺りいちめん血の海になっていたと思います(汗)

こればかりは我慢することも、コントロールすることも出来ませんから、外出中なら大変なことになります。それから数ヶ月ナプキンを使用し予備も持ち歩いていました。

「機能性出血・不正出血」が頻繁だったり不安がある場合は、他の病気が隠れている可能性もあります。自己判断せず早めに婦人科で診察をしましょう。


食べ物で《セルフケア》する

  • セルフケア = 自分で自分の健康を管理すること

生理不順の予防や改善には、女性ホルモンの減少を補ってくれる大豆製品や『体を温める』ことも効果的といわれています。

大豆製品

大豆

大豆に多く含まれている成分「イソフラボン」と、イソフラボンに含まれる成分が、腸内細菌と結合することで変換され「エクオール」という成分が生まれます。

エクオールは、女性ホルモンのエストロゲンと体内での働きがよく似ていることから、40代女性に向けたサプリメントでも話題です。

大豆は五大栄養素のたんぱく質も豊富に含み、バランスの良い食事にも欠かせない食品ですので、普段の食生活に上手に取り入れてましょう。

豆腐、高野豆腐、納豆、豆乳、きなこ、おから、味噌など

カラダを温める野菜

あたたかい料理や、温野菜・野菜スープにすればいい? と思うかもしれませんが、野菜には体を温めてくれるものと、逆に冷やしてしまうものがあります。

体の中から温めることは、冷え・むくみ・肩こりの改善にもつながるので、ちょっとだけ意識して料理してみるといいかもしれません

生姜・ネギ・ニンニク・人参・ニラ・かぼちゃ・レンコン・玉ねぎ、など
ー 体を冷やす野菜 ー
トマト・キュウリ・ナス・レタス・セロリ・もやし、など

足のツボを指圧して《セルフケア》する

気づいた時に、いつでもできる『足のツボを指圧』がおすすめです。

  • 三陰交(さんいんこう)
    • 足全体の血行を良くし、体の冷え・生理痛・生理不順・ほてりなど、婦人科系のさまざまな症状に効果的といわれています。
    • 指で押して刺激を与える・お灸など

三陰交のツボ

三陰交のツボ = 内くるぶしの頂点から指4本分上の辺り、内スネの骨と筋肉の境目にあります。

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